SONYのハイレゾウォークマン「NW-ZX1」をオススメ出来ないその理由
価格.comなどのランキングで1位を獲得してるNW-ZX1だが、果たしてこのウォークマンは「買い」なのだろうか?
SONY ウォークマン ZXシリーズ <メモリータイプ> 128GB シルバー NW-ZX1/S
・ハイレゾ音源持ってますか?
e-onkyo musicはもちろんSONYのmoraでもハイレゾ音源のダウンロード販売が開始されたが、まだ曲数が少ない、ClassicやJazzなどを聴く人はいいだろうが一般的な曲のハイレゾ音源はまだ少ないのが現状だ。
ZXシリーズや下のグレードのFシリーズにも追加された「DSEE HX」だがあくまでも擬似的なアプコンであり、ハイレゾ音源になるわけではない。
映像に例えるなら4Kディスプレイで普通のハイビジョンを表示している様なものだ。
DSEE HXは拡大、補完処理でしかない。
もちろん値段が高いのは理由がある、まず設計が違う。
オーディオ用のコンデンサや電源部分に至るまで今までの常識では考えられない拘りになっており、SONYの本気度が良く分かる。
だが待て
果たして本当に9万円近くを出す価値があるのだろうか?
私が9万円出すならこうする
まずプレーヤーはF887の64GBモデル(実売3万5千円程度)
SONY ウォークマン Fシリーズ 64GB ブラック NW-F887/B
そして、ポータブルヘッドホンアンプのPHA-2(実売5万円)を追加する。
音質を左右する上で重要なのはプレーヤーではなくアンプの方だ、F887は容量こそ64GBだがハイレゾ音源に対応しているのはもちろんDSEE HX機能もアップデートで追加された。プレーヤーとしての性能は十分だろう。
そしてPHA-2をデジタル接続すればZX-1単品より高音質が望めるだろう。
もちろん最強なのはZX-1にPHA-2を繋ぐ方だ、もし9万で揃えるならと言う前提の話だということを忘れないで欲しい。
先ほど音質を左右するのはプレーヤーでは無くアンプだと言ったが一番差がハッキリとするのは最終的な音の出口であるヘッドホンだ、いくらハイレゾ音源やプレーヤーの音質が良くてもヘッドホンが悪くては意味が無い。
一番お金をかけるべきはヘッドホンと言うことを忘れないで欲しい。
ウォークマンの話が何故かヘッドホンの話になってしまったが、私は9万を出して買う価値がある製品なのか疑問に思う。
最後に一言、決してNW-ZX1が悪い製品だと言っている訳ではない事を勘違いしないで欲しい…
今回紹介した商品↓
SONY ウォークマン ZXシリーズ <メモリータイプ> 128GB シルバー NW-ZX1/S
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 2013/12/07
- メディア: エレクトロニクス
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